もう、セツモードセミナーに用がない

 長沢セツ生誕100年を境に、今月とうとうセツ・モードセミナーが終わる。
ワタシからすれば… ワタシだけではない、生前の彼から薫陶だの影響だのえこひいきだのを受けた者は、長澤先生が亡くなったときにもう終わっていたのだ。
 先生がご健在のうちに大成してやろうなどと力んでいた若い頃、先生が好きすぎて真似しすぎて、「真似のその先」へ行かなくては、とおもいながらも「その先」がなかなか見つからず先生のいない20世紀の長い長いトンネルを手探りで歩いていたワケである。21世紀、皮肉にも先生がキライな立体で自分の道が開けたのは、自分でもわからない、「スノードーム」なんて、今でも自分からは「ゼッタイ」買わないものなのに…。先生の「何だおまえ!こんなんつくったのか?キモチワルイ!!」という声が聞こえそうである。いや、あの世から言ってる。 で、一方「それいゆ」つながりのルネ先生は「あらヨーコさん、もっとハデにいきましょう♡」なんて言ってるのだろうなあ……。
 で、明日はサンシャイン劇場中山優馬中原淳一を演じる「それいゆ」を観に行く。
 弥生美術館では「長沢セツ展」