紫陽花といえば…

 20世紀、まだ若くて、金(もちろん自分で稼いだ)も時間も体力も今とは比べ物にならないほどあったころ(だれでもそうだ)、「絵で食えるようになるぞ」とこれまた誰でも若い頃には(バンドでもサッカーでも)通る道をあるいていた。個展を二回開き、お絵描き教室(前日の記事読めば、どこかわかるよね)で毎年開かれる展覧会も、在籍中は毎年出品していた。
 二回目の個展をやったのが六月で、そのとき池袋にあった戦前から営業している喫茶店「コヤマ」のマダムがお祝いに紫陽花を贈ってくださった。紫陽花って実はあんまり好きな花じゃなかったんだけど、季節だし、コヤマさんがくれたっていうのがめちゃくちゃうれしかった。 やんちゃでオシャレなモダンボーイ長沢セツなど、池袋モンパルナスの非国民たち(ほめている)が通ったカフェのひとつだった「コヤマ」のマッチはセツ先生の絵があしらってあった。 でも「コヤマ」はもうありません。♪ラ・ボエーム〜〜♪
 
 あ、それからね、訂正。5月13日の記事で「根岸小学校は、クッキー大先生が少年時代に通っていた…」と書きましたが、根岸小学校の校長先生が周造少年の家庭教師だったのでした。
ま、どっちにしろ縁もゆかりもある、ってことで。

書道家MAAYA SHOの作品を買ったら、おまけにバッグがついてきた。アリガトウ♪
「Rock」もMAAYAが書いたのよ。ついでに言うと「笑神様は突然に」のタイトルも…
ワタクシもがんばるわよ…って、また作る優先順位が決められなくなっている……。