スノードームじゃないけど。

 なんか疲れちまって動かない週末だったぜ。
 スノードームは今回ちょっとおいといて…。いささか突然だが、なんでブログのタイトルが「バッドチューニング」かというと、ワタクシぐらいの年齢のヒトなら「あー沢田研二」ってわかるでしょう。♪ちょっとズレてる周波数♪ ワタクシの価値観も視点も世間のモノサシからちょっと(かなり)ズレてるし(みんなずれてるんだけどね)。まあ始めはジュリーの楽曲から戴いただけのつもりが、九鬼周造の本読んでて偶然、まさに「偶然と運命」って講演の原稿のなかに「これだよこれ!このバッチュー感をクッキー大先生も感じておられたのですね!!」という文章を発見したのでちょっと長いけど引用します。
 「…皆さんは今ラジオを聞いておいでになる。幾つかの放送局があって、それぞれ違った波長の電波を送っているのであります。皆さんは受信機のダイヤルを勝手にお廻しになって(中略)そうして自由に選択して一定の放送を聞いておいでになるのであります。運命というものは我々の側にそういう選択の自由がなくていやでも応でも無理に聞かされている放送のようなものであります。ほかに違った放送が同じ時間に沢山あるのだけれども、何故かこの放送を無理に聞かされているというわけであります。他のことでもあり得たと考えられるのに、このことがちょうど自分の運命になっているのであります。…(後略)」 (岩波文庫九鬼周造随筆集」 菅野昭正編)
 まさにこの感覚。これを読むまでどうやって説明したらいいかわかんなかったんだけど、ワタクシに取り付いているバッチュー感。アナタも感じた事ありませんか?

 全然関係ないが、現場のシャワー室のドアに張ってある、ちょっと「田亀源五郎」な絵。