シリアルNo.64

 神楽坂へ村上芳正展を見に、2回目。 きょうは、村上氏と宇野亜喜良氏の対談が行われた。 村上さんは御年九十になられる、黙って座っているだけで「ダンディズム」と「妖気」が漂っていて(と、ワタシはそう感じた)目があってしまったときどんな顔していいのか、いいトシこいてドギマギしてしまったぜ。
 「家畜人ヤプー」については、ご本人いわく、「エログロ、糞尿譚をどう描けばいいのかかなり困惑」されたのだそうで、この「事実」はちょっとビックリでした。徹頭徹尾「仕事」として描いた、小説に対する冷静さというか距離の置き方が逆に小説にピッタリのイメージを生み出し、定着させてしまったなんて凄いです、あまつさえその「エログロ糞尿譚」を高貴なエロチシズムと勘違いした読者をも生んでしまった(ワタシだ)功績も含め、プロの挿絵画家の仕事ってこういうもんでしょうね…。 

 作品集も当然購入、そのシリアルナンバーが64、サインもいただいて舞い上がったまんまです♪ まだいろいろ書こうとおもったけどうまくまとめられないのでこれまで。
 スノードームを作らないとね、来月はまた「憂国忌」が来る。
 サインいり画集は、枕の下に敷いて寝る。